花火!
花火!
会場中が花火コールに包まれる。しかし、やっていいものだろうか。ここは結婚式場である。しかも友人代表の挨拶であるというのに。
しかし、一向に花火コールが止む気配はない。ならば、ここで引き下がっては、男が廃るというモノだ。
-やむを得まい-
私は腹をくくり、自分の○○○をおもむろに出し、さあ、いざ点火!と思ったその時であった。
どこかで見たような気がする。
私がまだ小学生だった頃に。
小便する以外に使い道を知らなかった頃に。
そう。私の○○○は、ペンペン草の一本も生えてない、それは見事なスキンヘッドになっていたのである。
「な・・なんじゃあ、こりゃあ!!」松田優作ヨロシク、私が叫ぶのとほぼ同時に、会場中にベルが鳴り響く。
ジリリリリリリーーーーーー!!!!!!!!!!
火事か!!?私は急いで布団から飛び起きた・・・・。
何と言うことはない。今までのは全て夢。勿論、火災報知器かと思っていたモノは目覚ましのベル。
なぜこんな事をワザワザ載せたかというと、昨日寝る前に見た本に、
(意味不明のような夢でも、何らかの未来からのシグナルであることもある)
などということが書いてあったからである。
では、今朝見たこの夢はいったい、いつの未来を指し、そして何を訴えようとしているのだろうか。理解に苦しむ。一つだけ言えるのは、この夢のおかげで、今朝の目覚めは、非常によかったということだけだ。