「ども。久しぶりですねえ。」と川尻君。
そうなのである。松戸の火曜・昼練習に来るのはなんだかんだで2ヶ月ぶりであろうか。
“日曜出勤の代休、できれば火曜日でお願いします”
そう上司に言っているのだが、ことごとく代休を火曜以外に入れられて、なかなか来ることができなかたのだ。
久しぶりに川尻君とも練習できたけど、相変わらず激強であった。まあ、当たり前であるが。
練習後。私と同じく、千葉から昼練習に来ていた 来た打 が、
「金子さん、金子さん!一緒に飯でも食いませんか!?」と言ってきた。
「ああ、いいよ。俺もハラペコだし」
「あ、じゃあ、シャワー浴びたいんでちょっと待ってください」
私は彼がシャワーを浴びている間、控え室にある格通を見て時間をつぶしていた。約10分後くらいであろうか。シャワーを終えた来た打が、控え室に入ってきた。
「金子さん、金子さん!!飯食いに行きませんか!?」
「だからさっき行くって行っただろ!」
いったい、この男、さっき何を聞いていたのだろうか。鳥のように三歩歩いたら忘れてしまっているとしか思えない。
「こ、この頃、モノ忘れが激しいんですよ。パンチドランカーなんですかね!?」
いやいや、貴方は修斗やる前からそんな感じでしたよ。ただ単に鳥頭というだけである。