話は修グラの時の話。私はこの来た打にセコンドについてもらうために、一緒に車で台東区リバーサイド体育館まで向かった。
朝、こやつを車に乗せた男・カネタツ。これから試合に行くのだから、当然闘志満々。
私:今日は、勝ちに行くぜ!!
来た打:金子さん!!自分、これからどうなるのか、すごい不安ですよ。
私:はあ!?なにが!??
来た打:自分の将来です。格闘技で大成できますかね!?
私:??はああ!??いや、 まあ、 がんばればできるんぢゃないの・・・・。
会話になってない。なぜか突然、人生相談。はっきりいって、試合前の緊張している私にとって、彼の人生がどうなろうが知ったことではなかったのだが、なぜか相談に乗ってしまった。
来た打:ていうか、あれですよね。このまま30まで格闘技やったとして、大成しなかったら終わってますよね。
私:あのー、俺あと少しで30なんですけど・・・。(当時30才まであと10日)
来た打:そうですよねー。頑張るしかないですよねー。
まったく聞いてない。こやつ、私がこれから試合だってのに、早々と駄目ダシしてくださった。
かと思ったら突然、
来た打:金子さん!金子さん!!試合中のアドバイス、ファイトー!ファイトー!だけでいいですかね!あーっはっはっはっは(爆笑)
彼なりのギャグなのだろうか。ちっとも面白くない上に、不愉快極まりない。なぜこやつをセコンドにしてしまったのだろうか。
こんな来た打と練習帰りに、軽く飲んだ火曜日の夜。