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金虎竜の酒呑日記

準 優勝

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 準優勝である。ココまで来たら優勝したかった。しかし押し込みマシーンの私が畳という押し込みのできぬ場所でここまでやれたのは上等だ、と、見ることもできなくはない。一回戦はシード。二回戦が初戦であった。初戦はテイクダウンからのチョークで順調なスタート。準決勝。相手は184センチの長身で髪が長い、アンガールズチックな奴。試合開始。相手の距離に入らない作戦だったが、思いのほかリーチが長い。そして、相当なパンチ力である。左頭部にパンチをもらう。すると右半身が電気に触れたようにしびれる。右頭部にパンチをもらえば左半身がしびれる。なるほど、人間の体って、こんな仕組みになってんのね、と、感心している場合ではなかった。勝てる!そう相手は思ったのだろう。ニヤニヤ笑って小躍りしはじめるではないか。殺してやれ、殺してやれ。心の中の悪魔がささやく。イや待て。ココで挑発に乗ってはだめだ。相手をよく見て冷静に攻めるんだ。しかしもう時間もない。かといって下手に突っ込んでしまえば、アンガールズパンチでノックアウトしてしまうかもしれない。(テメー何やってんだ!さっさと突っ込め!!)鶴屋さんの怒声が聞こえる。アンガールズのパンチをもらうより、鶴屋さんに怒られるほうが怖い。瞬時にそう判断した私は思い切って突っ込む。何で倒したかは夢中で覚えていないが、気づくとアンガールズが倒れているではないか。ラッキー!!あとはサイドをとり、マウントを取り、逆転に成功した。あぶない試合だった・・。決勝。相手は相当なハードパンチャーであることは前の試合を見てわかっていたので、速攻で組みに行く。左払い腰でテイクダウン。寝技にいこうとするも相手も必死に逃げ、スタンドに。二ラウンド。相手は猛烈に打撃でくる。これは打ち合っては不利だ。なんとか組まなければ。しかしグラップリングには決して付き合ってはくれない。ロープもないので押し込めない。なんだかんだで試合は終了。判定で負ける。    試合も終わり、千葉に帰り、大黒で飯を食うと、左のあごに激痛が走る。決勝前は痛くなかったので、おそらく決勝のときに右フックをもらったのであろう。しかし、リングと柔道場では戦い方がまるで変わってきてしまう。できればすべてリングにしてもらいたいものだ。
by only.1.tatsuya | 2005-05-03 12:55
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