パレストラ千葉開催の、愛隆堂カップという柔術の大会が21日春分の日に行われた。
私は 紫帯 レービィ級(73キロ以下級)に出場。
結果は、 まあ、 一応 優勝である。 ただし、優勝とは呼べないような内容であるのだが。
残り30秒くらいまで、柔道勝負だった。必殺のバカヂカラ柔道で攻めまくった結果、相手のマイナスアドバンが重なり、2-0で勝っていた私は、
(よし、残り時間少ないし、引き込んでスパイダーガードかけて逃げちゃえー♪)
と思い、一気にスパイダーをかけた。
その瞬間。
ブチ!
あれれー!!
絶対切られないと自信満々でかけた、私のご自慢のスパイダー・ガードは、ほんの1秒たらずで切られてしまった。
そうなったら、パニックである。どれくらいパニックかと言ったら、鉄拳のキャラクターの“パニックドクター”並にパニックである。頭の中真っ白の中で、必死で相手の攻撃をかわしていたその時。
一瞬の隙に腕十字に完璧に入られてしまった。
メキメキと気持ちの悪い音が左の腕から聞こえ始めた。
嗚呼、ここまで勝ってのに。でももうダメ・・・。
あきらめてタップをするその0.5秒前。
カンカン!と終了の合図。
そのあとにタップ。
試合終了の合図の後のタップということで、2-0で私の勝ち。
こんなんでも、一応優勝です。カネタツ。
まったくもって最低な内容だが。
そしてその後、パレストラ柏で、愛隆堂カップ打ち上げ。今回はイロイロな事を一切合切含めてのパーティー。
まずは来た打。この前のディープでの完勝祝い。この勢いで次の試合も頑張って欲しい。
私の尊敬する、柔道の大先輩、安達さん。5月18日、後楽園ホールにて余膳正志選手と対戦が決まった。月並みな言い方ですみませんが、本当に頑張ってください!私は勝つと、信じております。
板橋さん。今回見事優勝し、紫帯昇格。実はもっと前に、紫帯認証はされていたのだが、自分自身納得できる結果が出てから、ということで、紫は巻いていなかった。
今回、自身納得の優勝。すばらしいですね。
鶴屋家の長兄・ケント君。今回、見事に優勝!!で、記念にパチリ。一緒に写っている次兄・レイ君がとっても嬉しそう。
大塩は白帯ぺナ級を制して優勝。
この大塩、実は今回が初めての試合であった。この前一緒に呑んだ時、試合に出るべきかどうか悩んでいた彼に私は、
「負けるのが怖いのはみんな一緒だよ。俺だってそれは怖いしイヤだ。でももう十分勝てるレベルだし、とりあえず試合に出ようよ。勝とう勝とう、と思うより、試合場で一戦一戦、今ある自分の力をすべて置いてくる気持ちでやってみようよ」
うむ。我ながら、なかなかカッコイイ台詞である。この言葉で吹っ切れた大塩は、本当に今ある実力を出し切り、優勝したのだ。
で、この言葉を吐いた私といえば、とてつもない塩試合を演じて見せた。卵にかける塩さえもなくなって、塩酸をかけてしまった、というくらいしょっぱい試合である。しめしがつかないことこの上ない。
まだ柔術始めて間もない田中だが、身体能力の高さに付け加え、努力家な彼は見事青帯に昇格した。
栗栖さんは青帯であったのだが、今回、紫帯アブソリュート(無差別)に出場し、見事準優勝!
文句なしの紫帯昇格。凄すぎですよ。
今回のパーティーも、ボディービルダー・松尾さんのパフォーマンスがありました。今はオフシーズンらしく、この体で20%の出来であるそうだ。
鶴屋さんに、「お前も脱いで並んでみろ!」と言われたが、この方の横で私が脱いだら、単なるポッチャリデブに見られてしまう。とても対抗できるものではない。
そこで私は考えた。そうだ。対抗するには最早、下 を脱ぐしかない。意を決して私はアレをあらわにした。さらにインパクトで勝つために、花火も挙げて見せた。
コレで勝てたかどうかは神のみぞ知る、だが、会場が別の意味で沸いた事は間違いない。
つのさんも青帯昇格! さらに、もう一つすばらしいお知らせが。
つのさん、週刊プレイボーイで連載が決まりました!!! 内容は、あの
マキバオー
の続編です!! 今からとっても楽しみです!!
紺野君も今回準優勝で見事青帯昇格!おめでとう!!
宮脇さんとナルちゃん。結婚しました。おめでとうございます!!ナルちゃん、相変わらずめちゃくちゃカワイイね。
結婚記念に、ケツ蹴飛ばしてもらいました。気持ちよかった。
超人・浅倉さん一家の長男長女。この前のレスリングの大会で見事優勝!おめでとうございます!!
そして、鶴屋家待望の三男・ヒロト君出産祝い。これで将に鶴屋3兄弟!!
亀田3兄弟に対抗してほしいです。
鶴屋さんの著書『格闘技マニュアル』出版記念でもあった今回のパーティー。
で、その出版を手がけてくれたのが愛隆堂さん。
鶴屋さんが手にしているのは、愛隆堂さんの新しい著書だそうです。
全員で記念撮影。今回はパレストラ柏で行われたこのパーティーも大いに盛り上がった。
格闘技やって何が楽しいかと言えば、試合後に仲間と囲む酒席。このためだけに格闘技やっていると言っても過言ではない。もはや生きがいである。
さて、どんな形であれ、どんな事を言われようとも、優勝は優勝。嬉しくないわけが無い。
さっそく私は金メダルを首に巻き、カッコつけて記念写真を撮ってもらおうとしていた。
その時。
「試合で勝って勝負で負けたような事してカッコつけて。許しません!」
そうシャウトしたダルシム北出は、カッコつけている私を無理やり捻じ伏せ、
腕ひしぎ・逆・十字固めを掛けてきやがった。ありがたい事に、決勝で痛めた左肘を、思い切りである。
あまりの激痛で遠のく意識の中、私は金メダルを必死に誇示していた。